文理融合型「論理学とフォーマルオントロジー」オープンリサーチセンター

概要

拠点形成の目的

21世紀になって文理融合型の新しい学際的方法論が社会基盤や科学技術や教育に大きな影響を与えつつあります。 特に人文科学系の長い蓄積をもつ研究成果を含む学際分野に広く応用されるという新しい現象が近年注目されつつあります。 そのなかでも顕著なのが論理学およびオントロジー理論の学際的応用です。 論理学およびオントロジー理論はアリストテレスによる最初の体系化以来2千数百年の歴史を持つ哲学系分野であり、 古代、中世、近代を通じて文系のなかで研究成果が蓄積された後、 20世紀初頭の哲学においてフォーマルロジックおよびフォーマルオントロジーとして新しい方法論の進展をみました。 そして20世紀後半以来急速に理系を含む学際分野にも応用が広がってきました。 慶應義塾の文系・理系・生命科学系などで同時進行的に進められているこれらの新しい方法論研究を統合して、 慶應義塾の総合大学としての特徴を活かして、オープン研究教育拠点を形成し文理融合型21世紀の研究を先導します。 特に、文理融合型のオープンセミナーや国際シンポジウムを通じて、本オープンリサーチセンターの成果を国際発信します。 また、国内外の連携大学との研究教育ネットワークを利用して、 学外研修生、ポスドク等の受け入れや民間企業からの参加者を含めた研修セミナー等を通じて、 センターの文理融合型研究教育成果を広く学外に公開し社会に還元します。

本センターは論理学部門(CPAL)オントロジー部門(JCOR)から組織されている。