文系哲学の論理学グループが中心となり文理融合型論理推論研究を進めます。 本センターには中核となる哲学系論理研究グループのほか、 人工知能論的知識推論研究グループや情報論理グループ、動物の論理推論研究グループ、 論理思考の双生児法による遺伝学的論理研究グループが存在します。 また本大学は、ゲーム理論や経済活動のディシジョンメーキング理論に関しても 社会学や経済学分野に多くの有力研究者を有しています。 このように、論理哲学、認知心理、 認知工学、情報論理、認知系生命科学・医学などを統合する文理融合型学際研究に関しても 慶應義塾は世界でも稀な論理推論研究者の集合体を形成しています。 これら各分野のグループが有機的に文理融合研究を進めて、 21世紀の人間-機械環境系や人間の社会活動に適合する論理的知識推論の メカニズムについての解明を行う。さらに、この文理融合型論理学研究者の人材教育を行います。 また、ここで得られた論理推論の理論をもとに効果的な論理思考力の教育法を開発します。 本センターはパリ大学・エコールノルマールシューペリュール・エコールポリテクニックを 中核とする哲学的論理、認知科学的論理、情報科学的論理の研究教育機関と協力関係にあり、 本学際研究分野の人材育成及び国際シンポジウム開催等で国際連携を進めます。