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プロジェクトC
倫理的判断と脳内機構
担当者:樽井(哲学・倫理学)、渡辺(心理学)、伊澤(文学研究科特別研究教員)
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本プロジェクトでは倫理的判断と脳内機構をテーマとし、文学研究科哲学・倫理学研究科と社会学研究科心理学専攻から教員・学生が参加し研究を行っています。倫理的判断は倫理学・哲学及び心理学において大きな関心を持たれている問題であり、それぞれの専門分野において独立に多くの研究が行われてきました。近年、倫理的判断に関する社会的な関心の高まりを受けて、脳科学の分野では倫理的判断の脳内機構ついての活発な研究が行われていますが、まだその数も少なく、詳細な検討が必要な段階です。
本プロジェクトでは、人間が倫理的判断を行っているときの脳内機構を明らかにするために脳機能画像(fMRI)を用いた研究を計画をしています。研究計画の考案や具体的な方法、及びその結果の検討など、全ての段階において、哲学・倫理と心理学の研究的背景を持つ参加者が双方からの意見を議論し、一つの研究を行う試みは画期的なものです。このため本研究は倫理的判断と脳内機構に関する研究、及びそれぞれの専門分野における倫理的判断に関する研究において、示唆に富むものになると考えています。
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